２０１１年３月１２日（土）
みなさま、こんにちは
ＳＰＩＣ Ｓａｌｏｎ Ｄｅｎｔａｉｒｅ金沢文庫の新倉です
３月１１日（金）の３時少し前
診療中に強い揺れを感じました。
最初は小さく、しかし長く揺れていました。
そして強く揺れ始めた直後電気が一気に切れてしまいました。
全ての器機がダウン。
自動ドアが開かなくなるのですぐに手動であけて退路を確保。
お客様は速やかに外に非難していただき
私たちスタッフも外へ。
しかし外もよろけるほどの揺れでした。
地面が上下に振動しているような感覚。
車も上下左右に揺れています。
今まで経験したことがないような大きな地震です。
しばらくするとまた大きな揺れが襲ってきます。
揺れが収まってからお客様をお見送りして私たちはラジオの情報に耳を傾けました。
宮城県沖を震源とするマグニチュード８．８（最初は７．９と報道されていた）地震。
そんな大きな地震聞いたことがありませんでした。
とにかく電気が復旧しないことには診療はできません。
しばらく様子を見ていましたが復興する気配はなく
電車やバスは止まってしまったとのこと。
それに余震の恐怖もあります。
わたしは電車とバスを使って通勤していますから帰りはどうしようという不安もありました。
電気は復旧しなそうなので診療は急遽STOP。
私たちは帰宅する事にしました。
駅に着くとやはり電車は完全に止まっているようでした。
バスも動いている気配はありません。
仕方なく歩いてみてその間にバスが通るようなら乗ろうと
道路沿いを歩き始めました。
しかしバスは一台も通ることなく３時間以上歩き続けました。
日も暮れてきて寒くなり体力が急激に奪われていきます。
電力が生きているところでは外灯が点くのですが
他の道は真っ暗で寒さと疲れが堪えます。
でももう帰るしかないので只ひたすらに家路を急ぎます。
電車、バス共に復旧の目途はないということでした。
私が住んでいる地域は全体が停電になっていたため
生まれて始めてみる暗闇の街の姿に騒然としました。
まるで人が誰もいなくなったようでした。
普段如何に電力に頼って生きているか痛感しました。
時間はかなりかかりましたが無事に家にたどり着いて良かったです。
未だ救助を待っている方たちには
なんとか無事に助かって欲しいです。
頑張ってください。
余震もまだまだ起きています。
皆さまくれぐれもお気をつけ下さい。
ではまた月曜日。
