歯周病治療
歯周病治療とは
日本人は、加齢とともに歯を失うことが多く、平均50歳で5.2本、60歳で12.8本、70歳で20.1本、80歳で23.7本の歯を失っています。
もともと健康な状態で歯の数は、28本ですから60歳で約半分の歯を失っているのが現状です。
「80歳で20本の歯を残そう」という目標は、残念ながら散々たる結果となっているのです。この大きな原因の一つに歯周病が上げられます。 歯周病は、成人の約80%がかかっている生活習慣病です。
自覚症状が現れるのが比較的末期になってからであることや、健康維持のために歯科医院を利用しようと考える方々(治療終了後のメンテナンスに通院する方々)が少ないこと、そして歯周病を確実に治療できる歯科医や衛生士が残念ながら非常に少ないことが、歯周病を蔓延させてしまっている大きな原因です。
歯を失う最大の原因
統計によると、35歳で80%以上の人が歯周病になっています。
しかし、35歳になってから突然、歯周病になるわけではありません。実は10代から少しずつ進行していき、20数年の歳月をかけて、歯肉をジワジワとゆっくり冒し、歯ぐきから血が出るという自覚症状がでる30代の頃には、もはや歯肉炎・歯周炎になっています。
虫歯と違ってほとんど痛みがないため、気がついた時には抜くはめに…なんてこともありえる怖い病気なのです。
歯周病の悪化
歯周病の進行段階は、大きく分けて「歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎」という4段階に分けられます。
ほとんどの人は、「歯肉から血が出る」といった自覚症状を感じてからはじめて歯科医の診察を受けに行きますが、このような症状があるときは、かなり進行している場合が多いのです。
ついつい放っておいて歯周病が悪化し、歯を抜くと多くの障害が出てきます。50歳代で「自分の歯がほとんどない」ということにならないよう、日頃から歯周病の予防をぜひ心掛けたいものです。
歯周病全身に対する影響
歯周病が人の生命を脅かす病気だという研究結果を米国の歯周病学会が発表しました。
歯周病の人は心臓病の発生率が25%も高く呼吸器系や糖尿病、早産の可能性も高いのです。汚れた口の中で菌が繁殖して肺や血管に入るためではないかといわれています。
歯周病治療の流れ
当医院では衛生士がおひとりおひとりの状況に合わせて治療からメンテナンスまで一貫した形で進めております。
主に以下のような手順で進めていきます。
検査
プラーク(歯こう)の付着をチェック
歯周ポケットの測定
出血点をチェック
レントゲンで骨の溶け具合をチェック
歯の動揺度のチェック
口腔内写真の撮影
治療計画の説明
検査の結果からどのように治療していくべきか計画案を提示します。
ご納得いただいた上で治療を開始します。
治療開始
正しい自己管理方法(歯磨きなど)の指導
歯石除去(スケーリング)
歯面ケンマ(ポリッシング)
再検査1
最初の検査から約1ヶ月経過後、再検査を行い治療の成果がどのくらい現れたか確認します。
成果が足りない場合、もう一度今度は歯周ポケット内の歯石除去を行います。
再検査2
さらに1ヶ月後、もう一度再検査を行い、成果を確認します。
成果があり改善が認められた場合は治療は終了し、3ヶ月もしくは6ヶ月後の定期検診まで自宅管理となります。
メンテナンス
これまでの治療で改善された状態を維持するため、月に1度のペースでの衛生士によるメンテナンスケアをお勧めします。
歯周病外科手術
これまでの治療で改善されず問題の残った歯に関しては、麻酔をし、歯肉を切り開き直接歯周ポケット内の汚れを取り除きます。
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